PuTTY は、Simon Tatham 氏によって作成された、フリーの Win32 用 Telnet/SSH クライアントです。PuTTY は ISO 2022 に対応していないので、対応させるためにこのパッチを作りました。
$ mkdir /tmp/putty ; cd /tmp/putty
$ unzip ~/putty-src.zip~/ には putty-src.zip のあるディレクトリの POSIX パス名を指定します。
$ for i in *; do mv $i `echo $i|tr A-Z a-z`; doneこれを実行すると DOC でエラーが出ますが、DOC は大文字のままでいいので無視してください。
$ patch -Np1 < ~/puttykj.patch~/ には puttykj.patch のあるディレクトリの POSIX パス名を指定します。
$ patch -Np1 < ~/puttyjp.patch~/ には puttyjp.patch のあるディレクトリの POSIX パス名を指定します。
$ make -f makefile.cyg COMPAT=-DNO_MULTIMON
いくつかのファイルのコンパイル時に警告が出ますが無視して構いません。
1b28421b2429421b2a491b242b440f1b7e00 1b28421b2429421b2a491b242b440f1b7e00 00 8e008f0000 00 08
1b28421b24294f1b2a491b242b500f1b7e00 1b28421b24294f1b2a491b242b500f1b7e00 00 8e008f0000 00 08
1b28421b29490f1b7e00 1b28420f00 1b2842001b242842001b242844001b28490000 00 1b28420000 07
1b28421b29490f1b7e00 1b28421b29490f1b7e00 1b2842001b242842001b2428440000 00 1b28420000 08
1b28421b29490f1b7e00 1b28421b29490f1b7e00 1b2842001b242842001b2428440000 0f000e0000 1b2842000f0000 07
1b28420f00 1b28420f00 1b2842001b242842001b2428440000 00 1b28420000 07
1b28421b2429430f1b7e00 1b28421b2429430f1b7e0000 8e008f0000 00 08
1b28421b2429410f1b7e00 1b28421b2429410f1b7e0000 8e008f0000 00 08
big5
ASCII のかわりに JIS X 0201 ローマ字を使う場合、上のコードの 1b2842 を 1b284a に置換してください。
文字化けが発生し戻らないようであれば、メニューの Reset Terminal を選択してください。また、日本語 EUC で使っているとき、Unix の一部のコマンドを使うと、G1 に他の図形文字集合が指示されてしまいその後の日本語 EUC がすべて化けてしまうことがあります。
多くの場合この原因は terminfo の enacs、rmacs、smacs 項目 (または termcap の eA、ae、as) にあります。これは環境変数 TERM に kterm を指定して回避できる場合がありますが、PuTTY や xterm は kterm が対応している status line に対応していないため、別の問題が発生することがあります。enacs の \E)0 を消し、smacs の ^N を消して \E(0、rmacs の ^O を消して \E(B を指定すると正しく動作するようになります。
Initialisation code の先頭に lockgr という文字列を入れて、lockgr euc-jp のように指定すると、文字化けを回避できることがあります。面倒なことをせずにとりあえず使いたい場合に便利ですが、ISO 2022 非準拠となるため推奨しません。
本パッチをあてた PuTTY についての連絡は hdk@SoftHome.net までお願いします。本パッチをあてた PuTTY に関する質問・バグ報告等は、オリジナルの作者である Simon Tatham 氏へはしないようにしてください。
JIS 漢字コード (JIS X 0208 および JIS X 0212) と UCS の対応表として Tomokazu Matsuo さんの UNIJ_DB を使用させていただきました。
JIS X 0213 と UCS の対応表として earthian さんの JIS X 0213:2000 関連データ jisx0213code-csv.txt を使用させていただきました。
Hideki EIRAKU