FAQ とは、Frequently Asked Questions の略です。 良くある質問とその回答をまとめたものです。
ユーザが困った時に作者への困っちゃったよ〜メールを減らすためです(^_^;)
WATH について
WATH とは、WALL's Another Tiny HTTPD の頭文字を取ったものです。
WATH は今流行りの World-Wide Web の個人用サーバです。個人で手軽に自分の ウェブ・ページを持つことができます。機能は限定されていますが必要最低限の 機能だけは実装されています。
WATH 最新リリース版です(プチッとクリックして下さい)。
WATH 最新開発中版です(プチッとクリックして下さい)。
インストール
Q3.1 sig_t undeclared というメッセージが出て make できません。
wath.c と wath_cgi.c ファイル中のマクロ定義 SIG_T に何も定義しないように して下さい。おそらく make は通ります。
Q3.2 HP-UX で /bin/ld: Can't find library for -lresolv とでます。
Makefile.tmp 中の LIBS から -lresolv を削除して、もう一度 make して下さい。
Q3.3 HP-UX で /bin/ld: Can't find library for -l44bsd とでます。
Makefile.tmp 中の LIBS から -l44bsd を削除して、もう一度 make して下さい。
Q3.4 wathkill にパーミッションがないと言われ、wathkill が作成できません。
既存の wathkill にパーミッションを与えるか、削除するかしてもう一度 make し 直して下さい。
Q3.5 id コマンドがないと言われ Configure.sh がうまく動作しません。
Configure.sh 中の ADMIN_USER の設定部で whoami を使用するようにして下さい。 詳細は、Configure.sh の該当部を見るとコメントが書いてあります。
設定
Q4.1 特定のホストだけからのアクセスを許可したいのですが。
access.allow か access.deny を設定ファイルのあるディレクトリに作成して下 さい。記述方法は、アクセスを許可(拒否)するホストのホスト名か IP アドレス を記述するだけです。 (`*` による指定も可能です。以下参照。) (例) access.allow etnwalrus.yz.yamagata-u.ac.jp *.yz.yamagata-u.ac.jp 133.24.* (例) access.deny 133.24.70.*
Q4.2 あるディレクトリにあるページ(HTML文書)を特定のユーザ以外にアクセスできないようにしたいんですが。
private.conf を設定ファイルのあるディレクトリに作成して下さい。記述方法は、 アクセスを制限したいディレクトリ名と許可するユーザ名から成ります。 (例) private:kouichi,walrus research:kouichi,professor
Q4.3 バイナリー・ファイルなのにテキスト・ファイルとして送られてしまいます。
mime.types にエントリを追加して下さい。たとえば、そのファイルの拡張子が foo で画像ファイルならば、以下のように記述すれば良いでしょう。 (例) image/x-foo foo
Q4.4 設定ファイルを書き換えたのに、サーバに反映されません。
サーバを再起動するか、HUP シグナルをサーバに送って下さい。HUP シグナルの 送り方は、 % kill -HUP `cat wath.pid` です。wath.pid は WATH のインストール先のトップディレクトリにあります。
Q4.5 一番最初のページにアクセス・カウンタを実装したいのですが。
wath.conf の WelcomePageCGI で指定した CGI コマンドが Welcome Page として 実行されますので、それを利用すると良いでしょう。samples に welcome.cgi と welcome.html がありますので、それをもとに自分で修正して下さい。 (簡単な設定例) samples/welcome.cgi の内容を自分のインストール先に修正する。 次に、samples/welcome.html の内容を自分のサーバに合わせて修正する。 このとき、__ACCESS_COUNT__ は削除してはいけない。ここにアクセス人数が 表示されるのである。 修正が終了したら samples/welcome.cgi と samples/welcome.html を CGI 用 ディレクトリにインストールする。 CGI 用ディレクトリに welcome.count という名前のファイルを作成する。 中身は、0 とただ一行記述する。 wath.conf の WelcomePageCGI の設定を /cgi-bin/welcome.cgi とする。 wath を(再)起動する。
サーバ
Q5.1 ディレクトリ・リスト機能を使っているんですが 100 個以上のファイルがあるはずなのに、全部表示されません。
wath_request.c ファイル中の MAX_ENTRY の値を増やして下さい。デフォルトの ファイル数が 100 になっています。
wath_security.c ファイル中の ENTRY_USER の値を増やして下さい。デフォルトの ユーザ数が 10 になっています。
Q5.3 make はうまく通ったのに起動時に core を吐いて死んでしまいます。
必要な設定ファイルを正式なフォーマットで記述してもう一度起動し直して 下さい。それでも、ダメな場合は作者に詳細なバグレポートを送って下さい。 作者がバグを取り除きます(^_^;)。
Q5.4 HP-UX で CGI コマンドが実行できません。
Q3.2 に依存しています。理由は分かりませんが libresolv.a をリンクしないと CGI コマンドが実行できないことが判明しています。resolv のライブラリをイン ストールして下さいとしか言えません。 また HP-UX 用の DNS 関係のパッチをあてると良いかも知れません。 9.x には DNS を使用するために以下のパッチをあてると良いそうです。 PHCO_4439 cumulative mount(1M) and umount(1M) patch PHCO_5056 cumulative libc patch PHNE_4487 ifconfig(1M)/route(1M) commands for DNS fallback PHNE_4563 updated nsswitch patch for nslookup(1) PHNE_4936 sendmail(1M) patch PHSS_4865 HP VUE 3.0 November Periodic Patch PHSS_4866 xterm, xhost and xrdb Nov Periodic Patch
その他
おまけの機能としてシステム・メッセージを日本語にしたために、ネットワーク に流すには JIS コードに変換する必要があったからです。 一応、俗に言う半角カナも全角カナに変換します。 (不要な機能と言われればそれまでですが…(^_^;))
Q6.2 デフォルトでは漢字コードは JIS で送信されますが、他の漢字コードに変更することはできないのですか?
wath_request.c ファイルの下記の行の JIS を SJIS や EUC に変更すれば、その 漢字コードに変換されて送信されます。 JapaneseTextConvertTo(fd, sd, JIS); 個人的にはネットワークに流すのは JIS コード、プログラムなどで扱うのは日本 語 EUC コードという方針です。SJIS コードは却下っす。半角カナもポイッ。