private.conf の設定

private.conf ファイルは、ユーザのアクセス制御を行うための設定ファイルである。 private.conf ファイルが無い場合は、全てのユーザに対して World-Wide Web (WWW) の ドキュメントを公開する。private.conf ファイルが存在した場合は、ファイル中に 記述されたパスを含む URL をアクセスする時にはユーザの認証を行う。

private.conf の記述方法は、World-Wide Web (WWW) のドキュメントを置くトップ・ ディレクトリからの相対パスとアクセスを許可するユーザ名とで記述する。また、全て のドキュメントをアクセス制御したい時には、ALL: とだけ private.conf に記述する。

認証用のファイルは、ドキュメントを置くトップ・ディレクトリに private.passwd ファイルを作成しておく。private.passwd ファイルの内容は、/etc/passwd のユーザ名とパスワードのフィー ルド部分と同じフォーマットである。

private.passwd ファイルは付属の wathpasswd コマンドを使用することで作成することができる。


private.conf の設定例

	private:kouichi
	kouichi/memo:kouichi,walrus

この場合は、privatekouichi/memo を URL に 含むドキュメントをアクセスする時に、ユーザ認証が行われる。それぞれ、kouichi と いうユーザはアクセスできるが、walrus というユーザは private には、アクセスでき ない。また、記述する時には区切り文字に空白を使用してはいけない。


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