このファイルには 3.3 のリリース以降の ERRATA (不具合などの情報) が
おさめられています. このリリースに関する問題を報告するのは,
** なによりも前に ** このファイルを読んでからにしてください. また,
このファイルは新しい問題が発見されるたびに更新されます. ですから,
ついこの間この文書をチェックしたばかりであっても, バグレポートを
送る前にもう一度チェックし直してください. 

このファイルの最新のリビジョンは次の URL で参照することができます:

  1. http://www.freebsd.org/releases/   

  2. ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/<your-release>/ERRATA.TXT   
     (他のミラーサイトについても同様の位置に最新版がミラーされています)

このファイルに加えられた変更箇所は, 自動的に

	freebsd-stable@freebsd.org

にも e-mail で送られます.

CERT セキュリティ勧告による 3.3 のセキュリティに関する最新の情報については,

	ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/CERT/

をご覧ください.

---- セキュリティに関する勧告:

3.3 に対する現在有効なセキュリティに関する勧告:   ありません

---- システムの更新情報:

o     X デスクトップのメニューで fvwm デスクトップを選んでも動作しない.

対策: fvwm をデスクトップのメニューから選択するのではなく,
      /usr/ports/x11-wm/fvwm2 からインストールしてください.
      それから startx/xdm 用に, あなたの $HOME/.xinitrc や
      $HOME/.xsession に "fvwm" を追加してください.
      あるいは, /usr/src/release/sysinstall を 3.3-STABLE の
      ソースから構築して再インストールすることでも, X デスクトップの
      メニューの問題部分を修正することができます.

o     lo0 (ループバック) デバイスがスタートアップ時に設定されず,
      mountd などのユーティリティが動作不良を起こす.

対策: 少しでもこの問題に該当するなら, /etc/rc.conf を編集して
      変数 network_interfaces が設定されているところを捜してください.
      そしてその中の "auto" を "lo0" に変えてください.
      というのは, まだよく分かっていない理由のため,
      キーワード auto はループバックデバイスを正しく起動しないからです.
      他のインターフェースは, 最初のインストール以後すでに
      変数 network_interfaces に設定されているはずなので,
      rc.conf の中の auto を単純に lo0 に置き換えてしまうのは
      合理的なことです. 

o     3.3 の ISO イメージ (と Walnut Creek CDROM 製の 3.3 CDROM #1)
      が奇妙なことに (ブータブル CD をサポートするアダプタ上の) ATAPI
      CDROM デバイスでは起動しないが, SCSI CDROM では起動する .

対策: CDROM から起動せずに (floppies/README.TXT を見て) ブートフロッピを
      使うか, 最新の ISO イメージを入手してください. 入手先:

       ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/i386/ISO-IMAGES/

      あなたが持っているイメージの新旧を確認するためには, 
      このディレクトリにある CHECKSUM.MD5 ファイルを見て下さい.
      幾つかのミラーサイトは, 非圧縮や gzip された ISO 9660
      インストールイメージの取得に時間がかかるものなので.
      また, いつもと同じ様に, 3.3-RELEASE 製品の購入者の方
      からのご要望があれば, Walnut Creek CDROM は代りの CD を
      (用意でき次第) 提供します.

      この問題は mkisofs のバグによって生じます.
      このバグについては調査中ですが, まだ取り掛かったばかりです. 

o     ppp(8) が direct モードでは正しくキャリアを検出しない.

対策: ppp(8) の最新版を下記からダウンロードしインストールして下さい:

       http://www.FreeBSD.org/~brian/ (US)
       http://www.Awfulhak.org/~brian/ (UK)

      あるいはシステムを -stable にアップグレードして下さい.

o     apm ドライバを無効にしたカーネルを使っていたり,
      マザーボードが APM 機能をサポートしていないなどの理由で
      APM 機能が無効になっている場合, Ctl-Alt-Space を押下した際に
      パニックが発生する可能性がある.

対策: 以下のパッチを /sys/i386/apm/apm.c に適用し, カーネルを
      再構築することで, この問題を解決することができます.

Index: apm.c
===================================================================
RCS file: /src/CVS/src/sys/i386/apm/apm.c,v
retrieving revision 1.77.2.8
retrieving revision 1.77.2.9
diff -u -r1.77.2.8 -r1.77.2.9
--- apm.c      1999/09/12 01:06:28     1.77.2.8
+++ apm.c      1999/09/20 15:34:29     1.77.2.9
@@ -621,6 +621,9 @@
 apm_suspend(int state)
 {
       struct apm_softc *sc = &apm_softc;
+
+      if (!sc->initialized)
+              return;
 
       switch (state) {
       case PMST_SUSPEND:


    カーネルを再構築したくない場合には, パニックを発生させないように
    keymap ファイルを編集することで問題を回避することもできます.
    /usr/share/syscons/keymap にある, あなたの使っている keymap ファイルを
    探し, エディタを使って開き, 次のように書かれた行に移動して下さい.

      057   ' '  ' '  nul  ' '  ' '  ' '  susp ' '  O
                                          ~~~~
    そしてこの行を,

      057   ' '  ' '  nul  ' '  ' '  ' '  ' '  ' '  O
                                          ~~~ (引用符で囲まれたスペース)

    のように変更します. また, 次に示す行も同じように,

      104   slock saver slock saver susp nop  susp nop  O
                                    ~~~~      ~~~~
    これを,

      104   slock saver slock saver nop  nop  nop  nop  O

    のように変更しなければなりません.